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Research needs in breast cancer


がん研有明病院 乳腺センター長、大野真司先生による「Research needs in breast cancer」のプレゼンテーションです。

【目次】
0:11~Research needs in breast cancerについて

【概要文】
近年、世界中のがんの専門医が集まり、「今後のがん医療がどうなっていくのか、どのような課題があるか」というテーマで臓器ごとに検討が行われています。
乳癌については、2017年にResearch needs in breast cancerという論文がANNALS OF ONCOLOGYに掲載されました。この中では12個のテーマがピックアップされています。

今回のプレゼンテーションでは、ピックアップされた12個のテーマについて、大野先生よりわかりやすく解説していただきました。
乳癌の検査や診断、治療、若年患者へのケア、今後の研究に関することなど、多岐に渡る話題が挙げられています。

・治療の有効性を損なわず、いかに不必要な治療を減らしていくか
・手術前後のアジュバンド治療をどう適切に行うか
・遺伝的異常をどうやって見つけていくか、遺伝情報をどう治療に生かしていくか
・若年乳がん患者のケアをよりよいものにしていくためにはどうしたらよいか
・バイオマーカーの研究の必要性
・治療抵抗例に対する治療
・再発乳癌に対する治療効果の評価
・再発乳癌に対する治療の適切な順番について
・腫瘍内不均一性heterogeneityの乳がんによる影響と、それに対する対処について
・triple-negative乳がんの生物学的特性の解明と新しいターゲット療法の開発
・免疫チェックポイント阻害剤の活用
・乳がん患者のサバイバーシップを高めるための方法

今後の課題がわかることで、日本の乳がん医療のレベルがより向上していくことが期待できます。ぜひご覧ください。