この動画を視聴するにはログインが必要です。

小児における陽子線治療について


神戸陽子線センター 副島 俊典先生による「小児における陽子線治療について」のプレゼンテーションです。

【目次】
0:18~はじめに
0:39~主な小児がんの放射線治療の役割
1:58~小児がんの放射線治療の合併症
3:45~小児がんに対する陽子線治療


【概要文】
小児がんでは集学的治療をおこなうことが一般的です。
その中でも放射線治療は非常に重要な位置づけになっており、放射線治療がなければ治らない病気も多く存在します。
その一方、放射線治療は次のような合併症のリスクがつきまといます。
・知能障害
・不妊
・心肺機能低下
・難聴
・二次がん  など

これらの合併症を回避するために、小児がんに対する陽子線治療が脚光を浴びるようになってきました。
2016年4月には陽子線治療の中で小児がんのみが保険収載されています。

X線治療、ガンマ線治療と陽子線治療の最大の違いは、深さ方向への線量の分布が違うことです。
X線療法やガンマ線治療では、がん病変より深い部位まで影響が残ります。
しかし陽子線では、がん病変より深い部位には影響があまり残りません。
これにより、陽子線治療では周囲臓器への合併症の発症リスクが低くなると期待されています。

動画では通常のX線と陽子線を照射したときの影響の差について、画像を交えてわかりやすく解説いただいています。
ぜひご覧ください。