本編を視聴するには、ログインしてください。

動画が正常に表示されない場合、動作環境をご確認ください。

髙月 誠司先生:最近のカテーテルアブレーション治療

【目次】
0:12~心房細動について
1:08~カテーテルアブレーションについて
5:04~Lasso catheterについて
9:00~カテーテルアブレーションの適応について
13:47~バルーンアブレーションについて
17:36~慶応大学病院のカテーテルアブレーション治療成績について

慶応大学病院 循環器内科 高月誠司先生による「最近のカテーテルアブレーション治療」のプレゼンテーションです。

心房細動(atrial fibrillation, AF)は動悸、息切れ、易疲労感、だるさという症状に加え、脳梗塞、心不全、認知症の発症リスクを高める疾患として知られています。


心房細動の根治的な治療として、カテーテルアブレーションがあります。
異常な電位の発生源をカテーテルによって焼灼することで心房細動が起こらないようにする治療法です。

カテーテルアブレーション開発当初は、異常な電位の発生源を直接焼灼する治療を行っていました。
しかし、起源の同定が困難なことによる再発率の高さや、肺静脈での通電による肺静脈狭窄のリスクが問題でした。

最近では「拡大肺静脈隔離術」という上下両方の左肺静脈を隔離する方法が世界的に広まっています。
これにより治療効果が高まり、肺静脈狭窄のリスクも減少しました。
また、慶応大学病院ではBOX隔離という肺静脈と左心房後壁を同時に隔離する方法で治療成績の向上を図っています。


最近のカテーテルアブレーション治療では次の2つの新しいデバイスが登場しています。
・Lasso catheter(リング状のカテーテル):肺静脈の心電図を記録しながら高周波カテーテルによって焼灼します
・バルーンアブレーション:バルーンにより心筋を一括で焼灼します

バルーンカテーテルと従来の高周波カテーテルは、それぞれのメリットデメリットを考慮したうえで、一人ひとりの患者さんに合わせたカテーテルを選択することが大切です。
動画では慶応大学病院での治療ストラテジーについてもご紹介いただいております。

カテーテルアブレーションでは発作異性心房細動に比べ、持続性心房細動の方が治療成績が良い傾向にあります。
動画では洞調律維持率の成績についてもご報告していただきました。

カテーテルアブレーションは心タンポナーデの発症率が1.3%と安全性の高い治療法です。
心房細動の患者さんを診ている先生方はぜひご覧ください。


2019年5月20日撮影

関連動画