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長沼 誠先生:IBDの内科的アプローチの実際

慶応大学病院 消化器内科 准教授 長沼誠先生によるIBDの内科的アプローチについてのプレゼンテーションです。
【目次】
0:11~ クローン病とその治療について
8:38~ 潰瘍性大腸炎とその治療について
22:07~ 本邦における各種製剤の使い分け
(※こちら、動画の修正により開始時間が変更になる可能性があります)
炎症性腸疾患(IBD)はクローン病と潰瘍性大腸炎の総称です。
いずれの疾患も原因は不明ですが、免疫の異常が関与しているといわれています。

クローン病の治療は大きく分けて栄養療法と薬物療法の2つに分けられます。
栄養療法は腸管の安静、栄養補給、腸管内抗原・有害物質の除去という点で有効です。
薬物療法は5-ASA製剤をはじめ、ステロイドや血球成分吸着・除去療法、抗TNFα抗体製剤、抗IL-12/23抗体製剤などが使われます。
1990年代までは栄養療法とステロイド療法が治療の中心でしたが、将来的に手術が必要になったり寛解状態を保てなかったりする患者さんが多く見られました。
そのため現在はTNFα製剤や抗IL-12/23抗体製剤が開発され、使用が広まっています。
また、小腸の狭窄に対しては内視鏡によって機械的に拡張することによって手術を回避できた患者さんもいます。

一方、潰瘍性大腸炎の治療は薬物療法で行います。
5-ASA製剤、ステロイド、血球成分吸着・除去療法、抗TNFα抗体製剤などクローン病と同様の薬剤を使うケースもありますが、JAK阻害剤、接着分子阻害剤などクローン病では使用されない薬剤も有効です。
5-ASA製剤は免疫抑制が起こらず安全性が高いのが特徴で、軽症例~中等症の患者さんに使用されます。
その後、病気が進行するとステロイドも使用されるようになります。
多くの患者さんは5-ASA製剤やステロイドの治療で改善が見込めますが、ステロイド抵抗例・依存例があるのも事実です。
そのような患者さんへの治療法として他の薬剤を使用した治療法が開発・実践されてきています。

動画ではそれぞれの治療法や薬剤の特徴、IBDの進行度による薬剤の使い分けについて詳しく解説してくださいます。
また、治療を外来で行うか、入院してもらうかについては難しい判断ではありますが、こちらについても長沼先生のお考えをわかりやすく示していただきました。
ぜひご覧ください。

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