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大腸ESDの実際 Part1


広島大学病院 内視鏡内科 教授、田中信治先生による「大腸ESDの実際」のプレゼンテーションのPart1です。

【目次】
0:11~ 大腸ESDについて
0:59~ ESDデバイスについて
1:32~ Dual knifeについて

【概要文】
大腸ESDにはさまざまなデバイスが販売されていますが、田中先生はDual knife(OLYMPUS)、ITknife nano(OLYMPUS)、SB knife Jr(住友ベークライト)をメインに使用されているといいます。
今回は、それぞれのデバイスの特徴について田中先生に詳しく解説していただきました。

また、ESDでは先端フードが必須です。
通常は平行なStandard hoodを用いますが、線維化が強い、粘膜下層に潜りにくい場合には円錐形のST hood(FUJIFILM Medical)が有用です。

さらに、大腸内視鏡手術では開腹手術に比べてトラクションをかけにくいため切除が難しいというデメリットがあります。
その点を解決するために有用なのが、S-O clipというトラクションクリップです。
病変周囲を切開した後、牽引したい部分にS-O clipの一方を装着し、他方を病変反対側の粘膜壁に固定することによって、病変を持ち上げることが可能となり粘膜下層の剥離が容易になります。


大腸内視鏡を扱っている先生方は、ESDで難渋することもあるのではないでしょうか。
今回は、病変によってデバイスを変えることでより容易にESDが可能になることを解説していただきました。
実際に内視鏡治療を行っている様子を動画もお示しくださっています。

Part1では、主にDual knifeについて解説していただきました。
Needle-in techniqueによって、筋層を傷つけずに病変を剥離することが容易になるとのことです。
ぜひPart2、3とあわせてご覧ください。