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進行肺癌に対する薬物療法の話題 Part3


九州がんセンター 呼吸器腫瘍科 瀬戸 貴司 先生によるプレゼンテーションです。

【目次】
00:13~ EML4-ALK阻害剤
01:58~ クリゾチニブvs標準的殺細胞性抗がん剤治療
02:48~ 1次治療vs2次治療
03:24~ 日本で開発されたアレクチニブ
05:20~ クリゾチニブvsアレクチニブ
06:45~ 第一世代vs次世代分子標的治療薬
10:07~ ROS-1融合遺伝子陽性肺癌

【概要文】
この動画では、分子標的治療薬の様々な臨床試験について解説しています。
クリゾチニブはALK融合タンパクに存在するチロシンキナーゼの働きを抑えリン酸化を阻害することにより、増殖を促す情報伝達系の流れを遮断することで、がん細胞の増殖を抑える分子標的薬です。クリゾチニブは臨床試験において、ALKに異常のある患者に対し化学療法よりも高い治療効果を示しました。

また、1次治療でクリゾチニブを用いる方が、生存期間が長くなることも明らかになりました。
アレクチニブは日本で開発された分子標的治療薬で、94%という高い奏効率を示しました。
第一世代分子標的治療薬であるクリゾチニブと、次世代分子標的治療薬であるアレクチニブを直接比較した臨床試験でも、アレクチニブの方が高い奏効率を示しています。