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直腸がんの手術治療


豊中敬仁会病院 内視鏡ロボット手術センター長 院長補佐 奥田 準二先生によるプレゼンテーションになります。

【目次】
00:12 TMEの考え方~tailor-made TMEの紹介~
02:08 手術器具の紹介
04:57 術式の説明
06:01 症例1(女性・深達度T2)
07:17 腫瘍への放射線治療と抗がん剤治療の効果と問題点
09:08 症例2(男性・深達度T3・Stage3b)
12:12 症例3(男性・神経浸潤・リンパ節転移)
14:54 症例4(男性・リンパ節転移・BMI 44・Reborn surgery)
21:11 奥田準二先生からのメッセージ ~Specialists in All-rounders~

【概要文】
直腸がん手術はTME(Total Mesorectal Excision)が国際標準とされています。
腫瘍の壁深達度(T因子)によって切除する範囲を決定しますが、奥田先生は通常の1層で切除範囲を選択するところを、a・b・cの3つの層にわけて考えて、切除範囲を決定しています。
なるべく少ない範囲を切除することにより、腫瘍を取り残さず性機能や排泄機能を残すtailor-made TMEを推奨されています。

本講義内では、
・深達度T3 Stage3B 腫瘍肛門縁距離が4㎝あり術前に抗がん剤治療を実施した症例
・骨盤内臓神経への浸潤、リンパ節への転移に対してtailor-made TMEを実施した症例 
などの4人の症例プレゼンテーションをしていただいています。

症例プレゼンテーションを終えた後には、奥田先生から「これからの時代の外科医としての本質」について言及していただいています。