消化器疾患に対する的確な診断と低侵襲治療を追求します
消化器内科では食道から胃、小腸および大腸にいたる消化管の腫瘍や炎症性疾患について、苦痛の少ない鎮静剤投与や経鼻内視鏡を用いた内視鏡検査を中心に、幅広く診療しています。消化管の腫瘍は、食道がん、胃がん、大腸がんの内視鏡診断を中心に、発見した早期がんについては、病変の大きさや性状により、さまざまな内視鏡による治療(ポリペクトミー、粘膜切除術、粘膜下層剥離術など)を行っています。進行したがんでは、消化器外科と連携をとりながら術前の精密検査を行っています。
また、小腸の病気が疑われる場合は、まずは侵襲が少ないカプセル小腸内視鏡によるスクリーニング検査を行い、異常が認められれば必要に応じてバルーン小腸内視鏡検査で組織生検や内視鏡治療を行っています。
炎症性疾患では、近年、増加してきた逆流性食道炎やアレルギー性の好酸球性食道炎の診断、治療をはじめ、胃がんの原因となるヘリコバクターピロリ菌による慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃の悪性リンパ腫の診断および除菌治療も年間数百例以上行っています。
また、クローン病、潰瘍性大腸炎などの難治性の炎症性腸疾患では白血球除去療法、生物学的製剤投与、バルーン内視鏡による狭窄拡張術など、さまざまな治療が可能です。
胃痛、胸やけ、下痢、便秘、血便などの消化器症状で心配のある方は、ぜひ、消化器内科を受診してください。
▼福岡山王病院HPはこちら
https://f-sanno.kouhoukai.or.jp/