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Perthes病 Part1


神奈川こども医療センター 整形外科 部長 中村 直行先生によるプレゼンテーションPart1になります。

【目次】
00:11~ Perthes病の歴史
01:36~ Perthes病の疫学
05:07~ Perthes病の症状
06:46~ 疫学・症状の補足
08:19~ 重症度分類

【概要文】
神奈川県立こども医療センターの中村直行先生による、Perthes病の疫学や症状に関するプレゼンテーションです。
Perthes病は1910年に発見されて、特発的に若年者に起こる大腿骨頭部の阻血的壊死により骨の変形が起きる病気です。有病率は1/20000で好発年齢は6~8歳です。妊娠中の母体喫煙がリスク因子の1つであり、貧困地域に多いという報告もあります。症状の7割は股関節痛ですが、大腿痛や膝痛など股関節以外の症状を呈する場合もあります。また、年少児では痛みの訴えが無く跛行のみで来院する場合もあるので注意が必要です。
予後を決める因子は診断時の年齢と骨の圧壊の程度といわれております。そのため、なるべく早期の発見が良好な予後につながるため、先述したような股関節以外の症状でもPerthes病を疑う必要があります。圧壊の程度に関しては、Herring(Lateral pillar)分類で評価をします。発症から6~7ヶ月で圧壊の程度を評価することが正確な診断のために重要となっております。
本コンテンツではPerthes病の疫学や症状についてお話いただきました。治療法ついてはPart2をご視聴ください。