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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の疾患概要と治療の現状 Part2


東京大学産婦人科 准教授 原田 美由紀先生によるプレゼンテーションPart2になります。

【目次】
00:11~ 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の診断のための検査
00:50~ 月経異常の定義
01:40~ 原発性無月経に占めるPCOSの割合
02:51~ 続発性無月経の鑑別診断
03:54~ 多嚢胞卵巣の定義
05:09~ 血中ホルモン値の測定時期と評価法
06:50~ 血中アンドロゲンの測定法
08:09~ 耐糖能低下とPCOSの関係
08:51~ PCOSの治療方針
09:20~ 挙児希望がない場合の治療方針
10:20~ 挙児希望がある場合の治療方針
12:00~ 卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の病態と重症度分類
12:37~ 長期管理の重要性

【概要文】
不妊症の原因になるPCOSは、生殖可能年齢の女性の10人に1人の割合で発症する頻度の高い疾患です。PCOSの症状は月経異常や不妊という産婦人科特有のものだけでなく、糖尿病や心血管障害、うつ、不安障害なども伴うことがあるため、産婦人科だけでなく他科と連携して治療すべきと考えられています。
PCOSの検査では、月経異常、多嚢胞卵巣、ホルモン値の異常の有無などについて調べます。月経異常といっても、原発性無月経や続発性無月経など患者によって症状が違います。また、多嚢胞卵巣やホルモン値の測定方法には注意すべきポイントがあります。治療方針は、挙児希望の有無によって異なりますが、どちらの場合でも長期にわたる集学的な治療が必要です。
今回は、PCOSの検査方法と治療における重要なポイントについて東京大学産婦人科の原田 美由紀先生にわかりやすく解説していただきました。