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妊娠高血圧症候群(HDP)Part1


国立大学法人 富山大学長 齋藤 滋 先生によるプレゼンテーションPart1です。

【目次】
00:12~ 妊娠中毒症から妊娠高血圧症候群への名称変更
04:13~ 妊娠高血圧症候群の名称・定義・分類
09:29~ 本邦での罹患状況
09:52~ 妊娠高血圧症候群が発見される経緯

【概要文】
妊娠高血圧症候群(HDP)は、以前は妊娠中毒症と呼ばれていましたが、高血圧合併妊娠も加えられ、現在は妊娠高血圧症候群と呼ばれています。
「妊娠時に高血圧を認めた場合、妊娠高血圧症候群とする。妊娠高血圧腎症、妊娠高血圧、加重型妊娠高血圧腎症、高血圧合併妊娠に分類される。」と定義されています。
分類はこの他に症候による亜分類もあり、収縮期血圧または拡張期血圧が一定以上の場合や、母体の臓器障害または子宮胎盤機能不全を認める場合は重症とされます。

また、妊娠34週未満は早発型、妊娠34週以降は遅発型に分類されます。
本邦での罹患頻度は約5%で、年間約4万人が罹患している計算です。
妊娠高血圧症候群が発見される経緯は、定期健診での血圧測定や尿蛋白検査、自覚症状としての浮腫みや急激な体重増加などがあります。