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生殖補助医療の治療戦略(ART:Assisted Reproductive Technology)Part1


横浜市立大学附属 市民総合医療センター生殖医療センター婦人科 村瀬 真理子先生によるプレゼンテーションPart1です。

【目次】
00:12〜 イントロ
00:27〜 不妊治療の全体像
02:01~ 体外受精の流れ
03:10~ 排卵誘発の方法
05:00~ 胚発達の過程
05:45~ 顕微授精
06:17~ 不妊治療の診療の流れと保険適用の範囲
08:03〜 不妊原因の割合
08:51~ モデルケース1(男性因子、顕微授精)

【概要文】
不妊治療では、まず不妊の原因を把握する検査を行った上で、それに対する治療を行います。
治療は、一般不妊治療であるタイミング法や人工受精と、生殖補助医療に分けられます。生殖補助医療とは、体外受精や顕微授精、凍結融解胚移植をまとめて指した言い方です。
体外受精では、まず卵巣刺激を行なって過排卵を引き起こし、経腟超音波下で採卵した後、採ってきた卵子を培養液の中で受精させます。
精子の数が少なかったり、受精障害がある場合は、顕微授精を行います。ある程度胚培養が進んだら、妊娠の可能性があるものを胚移植もしくは凍結保存します。
排卵誘発の方法は施設によって異なります。

2022年4月から不妊治療が保険適用となり、排卵誘発から採卵、体外受精、培養、胚移植もしくは胚凍結までを含む治療が保険収載されました。
その他、追加的に実施される治療がいくつかありますが、これらはガイドラインの推奨度ごとに、保険適用もしくは高度先進医療、自費診療の対象となっています。
高度先進医療は保険適用の部分と適宜併用することができる様になっています。動画内では、不妊治療のモデルケース(男性因子、顕微授精)を紹介しています。