富山大学 学術研究部 医学系 小児科学講座 教授 足立 雄一先生によるプレゼンテーションPart1です。
【目次】
00:11~ イントロ
00:28~ 小児気管支喘息の包括的医療の要点4つ
01:13〜 JPGL2022の改訂の要点
01:57~ 乳幼児喘息:診断困難の際のアプローチ方法
03:03~ 乳幼児期の反復する喘鳴の鑑別
04:43~ 乳幼児の反復する喘鳴への対応(英国での研究結果)
05:50~ 乳幼児期の特殊性とその対応
06:58~ 症状パターンと喘息の可能性(5歳以下)
07:40~ 喘息コントロール状態の把握
08:25〜 乳幼児期早期の喘鳴はいつまでに軽快するか
09:22〜 学童期まで喘鳴が継続するケースとは(英国での研究結果)
10:08〜 幼児喘息のコントロール状態と予後
11:25〜 乳幼児喘息で診断困難な際のアプローチ方法
12:14〜 小児のウイルス感染による喘鳴に対するLTRAの効果
【概要】
喘息とは「気道の慢性炎症を特徴」とし、「発作性に起こる気道狭窄」によって、「咳嗽、呼気性喘鳴、呼吸困難を繰り返す」疾患と定義されています。
乳幼児では、感冒を含む気道感染症でこれらの症状を容易に発症するため、喘息との鑑別が重要です。
乳幼児期の反復する喘鳴の鑑別は、学童期や成人の場合とやや異なっており、異常呼吸音を聞き分けることがポイントとなります。
本コンテンツでは、小児気管支喘息の包括的医療の要点と題して、最新ガイドラインの改訂の要点や、研究報告からみる小児喘息の予後、乳幼児喘息で診断困難な際のアプローチ方法、さらにコロナ禍診療における着目点などについて解説いただきました。