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乳児の血管腫 母斑の診断と治療 Part1


神奈川県立こども医療センター 皮膚科 馬場 直子先生によるプレゼンテーションPart1です。

【目次】
00:26~ 小児皮膚科での診療
01:02~ 自然消退する母斑・血管腫
04:11~ 乳児血管腫の診断
05:26~ 乳児血管腫の治療
08:53~ ダイレーザー治療
10:19~ プロプラノロール内服治療
12:33~ 治療が強く推奨される場合

【概要文】
こども医療センターの皮膚科では、自然消退する母斑は経過観察とし、消退しない母斑や早期治療介入によって予後が改善する血管腫については治療介入しているそうです。
自然消退する母斑・血管腫には、サモンパッチ・異所性蒙古斑・先天性血管拡張性大理石様皮斑・乳児血管腫・血管芽細胞腫・先天性血管腫などがあります。
乳児血管腫は局面型・腫瘤型・皮下型・混合型に分類されます。
これらは経過観察だけでは瘢痕が残ってしまうことも多いです。
そこで、ステロイドの局注や内服が行われることがあります。
それでも瘢痕が残る場合はレーザー治療を行うことがあります。
ダイレーザー治療の適応は、生後1~2か月未満の隆起する前の早期乳児血管腫の場合です。
主に顔や手など目立つ場所や肛門周囲の刺激で出血を繰り返す部分に使われます。
腫瘤型についてはレーザー治療でも瘢痕が残ることがあり、最近は適応外でありながらプロプラノロール内服治療も行われることがあります。