横浜市立大学附属病院 皮膚科 石川 秀幸 先生によるプレゼンテーションです。
【目次】
01:03~ 横浜市立大学における腫瘍外来の紹介
02:38~ 基底細胞癌とは
03:37~ 本邦における基底細胞癌の臨床的特徴
04:21~ 基底細胞癌の鑑別疾患
05:37~ 基底細胞癌の治療
06:56~ 基底細胞癌の予後
07:37~ 基底細胞母斑症候群
08:30~ 有棘細胞癌とは
09:01~ 有棘細胞癌の臨床所見
09:39~ 有棘細胞癌の病理組織
10:11~ 有棘細胞癌の治療
10:45~ 有棘細胞癌の手術療法
11:43~ 本邦での有棘細胞癌の5年生存率
12:04~ 有棘細胞癌の新規治療
12:50~ 当科における基底細胞癌と有棘細胞癌の治療の実際
19:12~ まとめ
【概要】
皮膚悪性腫瘍の50%以上を占める基底細胞癌と有棘細胞癌は、それぞれ再発率が異なります。基底細胞癌は遠隔転移が少なく、10年再発率は0.4%程です。
有棘細胞癌はStageが4つあり、5年生存率がStageごとに異なります。StageⅠの5年生存率は100%ですが、StageⅣになると、5年生存率は0%となってしまいます。そのため、有棘細胞癌は早期診断と早期治療が鍵です。
基底細胞癌と有棘細胞癌の診断はダーモスコピーと病理検査をし、遠隔転移がなければ基本的に全摘出術を行います。
今回は、横浜市立大学附属病院の皮膚科に所属する石川秀幸先生に基底細胞癌と有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼう)の診断と治療について実際の症例を交えてお話いただきました。