この動画を視聴するにはログインが必要です。

胃食道逆流症(GERD)診療のUpToDate Part1


九州大学大学院医学研究院 病態制御内科学分野 伊原 栄吉 先生によるプレゼンテーションPart1です。

【目次】
00:11~ はじめに
00:27~ 胃食道逆流症(GERD)診療
00:46~ 同疾患の定義
01:43~ 同疾患の疫学と病態
02:28~ 有病率の増加と要因
02:50~ 胃酸分泌の増加原因①日本におけるピロリ菌の感染率低下
04:20~ 日本人の胃酸分泌は増加している
05:13~ 胃酸分泌の増加原因②食習慣の欧米化
05:41~ 胃酸分泌の増加原因③肥満
06:24~ 食道裂孔ヘルニアによる胃食道逆流の増加
07:15~ 特徴①GERDはQOLを低下させる
07:49~ 特徴②同疾患は労働生産性を低下させる
08:15~ 特徴③同疾患は食道がんを合併することがある
08:42~ GERDの活動性を規定する因子
09:42~ 診断/内視鏡検査と問診
10:31~ 胸やけ症状のとらえかた

【概要】
胃食道逆流症であるGERDとは、胃内容物の逆流によって不快な症状や合併症を引き起こした状態です。日本において、GERDは15%と有病率が増加傾向にある疾患です。
GERDは、QOLと労働生産性を低下させる疾患です。また、バレット腺癌を合併することもあり、直接生命予後に影響を与えます。診察の際にはGERDの活動性を評価します。酸暴露状態と食道過敏性に応じて分類されます。
診断は、内視鏡検査と症状の問診から行います。FSSG問診表のように市販されているものもあります。胸やけは、「ものが飲み込みにくい」「胃が痛い」などさまざまな表現がされることに注意が必要です。