横浜市立大学附属病院 形成外科 林 礼人 先生によるプレゼンテーションPart2です。
【目次】
00:11～ センチネルリンパ節生検について
01:59～ SLM生検の適応
02:25～ SLNの同定
03:06～ SLN生検の症例
05:45～ リンパ節郭清
08:37～ SLN転移におけるリンパ節郭清の扱いについて
11:40～ 頭頸部のリンパ節郭清
13:30～ 腋下のリンパ節郭清
13:56～ 鼠径のリンパ節郭清
【概要】
センチネルリンパ節（SLN）生検は、メラノーマの治療方針を決める上で重要です。
正確な病期の診断や、良好な10年生存率をもたらすため、手術で必須の手技といえます。
SLNの同定には、アイソトープ法・蛍光造影法などがありますが、同定が難しい部位は、２つの方法を組み合わせて行うこともあります。
これまでは、SLN転移がみられる場合、早期にリンパ節郭清をすることが推奨されていましたが、ガイドラインで内容の改定が行われました。
とはいえ、微小転移や人種による違いもあり、明らかなリンパ節転移に対する局所コントロールを目的に行われることがあります。
その際は、リンパ浮腫などのリスクに注意を払いつつ、状況に応じた判断が必要となります。