川崎市立川崎病院内視鏡センター所長 慶應義塾大学医学部内科学 客員教授 正岡 建洋 先生によるプレゼンテーションPart2です。
【目次】
00:12~ 逆流性食道炎の手術療法:噴門形成術
01:30~ 内視鏡治療
02:30~ 高解像度食道内圧測定
05:17~ 食道アカラシアの診断〜治療まで
09:23~ 機能性疾患について
【概要】
逆流性食道炎で薬物療法の効果が十分でない場合、非薬物療法を行います。非薬物療法では、手術で噴門形成を行ったり、内視鏡治療を行ったりします。
GERDの薬物療法が効きづらい原因には、食道運動障害、心理的要因、機能性胸やけなどが考えられます。
食道運動障害が疑われる場合は、経鼻カテーテルによる食道内圧測定を行いますが、下部食道括約筋の弛緩や食道蠕動が悪い場合、食道アカラシアの可能性があります。
食道アカラシアの治療では、薬物療法・内視鏡治療・腹腔鏡下手術を行います。
機能性胸やけの場合、食道粘膜はきれいであるため、患者さんと医師の病識にギャップが生じやすく、ドクターショッピングがみられやすくなります。