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ヘリコバクターピロリ感染症と胃がん ~治療の現在地と今後の展望~ Part1


大分大学 医学部 消化器内科学講座 教授 村上 和成先生によるプレゼンテーションPart1です。

【目次】
00:11~ あいさつ
00:30~ はじめに
01:08~ ピロリ菌陽性および陰性患者における胃がん非発症率
01:48~ 世代別 ピロリ菌感染率の推移
02:30~ 胃がん死亡者数の推移
03:40~ ピロリ菌感染胃がん・除菌後胃がん・ピロリ菌未感染胃がんの推移
04:27~ 胃炎の京都分類
05:27~ 同書籍の第3版における胃炎の原因
05:55~ RAC
06:11~ ピロリ菌未感染胃粘膜
06:40~ ピロリ菌未感染の決めてはRAC
07:44~ びまん性発赤/粘膜腫脹
09:10~ 地図上発赤
09:37~ 図:胃炎の京都分類による除菌後の内視鏡所見
10:12~ 図:地図状発赤境界部の組織像
11:17~ 除菌後胃がんにおける、地図状発赤スコアと発現頻度
11:45~ 胃がんリスク所見のうち、もっともリスクが高いのは?
12:17~ 除菌後高分化型胃がん
12:22~ 図:ピロリ菌陽性胃がん/73歳 男性 前庭部大弯
13:06~ 除菌後胃がん表層の胃炎様所見/低異型度粘膜
14:14~ Ki-67の発現 ピロリ菌陽性胃がんと除菌後胃がんの比較
14:45~ 表:ピロリ菌除後発見胃がんの特徴

【概要】
ピロリ菌の除菌治療が保険適応になった2013年から、ピロリ菌の除菌治療が増え、ピロリ菌が原因となる胃がんは減少しています。
胃がんによる死亡者もやや減少傾向にあります。
胃がんの種類としては、ピロリ菌除菌治後の胃がんや未感染胃がんが増加しています。
動画内では、胃炎の京都分類にそって、図を用いて説明されています。
除菌後胃がんでは、地図状発赤がみられることが多くあり、がんとの鑑別が重要になります。
また、萎縮や腸上皮化生も多くみられる所見です。
除菌後胃がんは、地図状発赤との鑑別が難しく、範囲診断や生検診断も困難な特徴があります。
ピロリ菌による胃がんやその他の胃がんについても症例が内視鏡の図を用いて紹介されています。