この動画を視聴するにはログインが必要です。

慢性便秘症の診療 Part1 ー診断から薬物治療まで


慢性便秘症はありふれた症状ですが、薬の選択に困っている先生も多いのではないでしょうか。
本コンテンツでは、消化器と診断・治療内視鏡クリニックの院長を務める菊池大輔先生に、診療ガイドラインに基づいた慢性便秘症の診療のポイントについてお話していただきました。

【目次】
1:06~ 慢性便秘症の定義
2:25~ 慢性便秘症の診療チャート
8:42~ 便秘症とその他の疾患や生存率との関連
12:03~ 慢性便秘症に対する浸透圧性下剤の有効性
12:58~ 浸透圧下剤(モビコール®)の特徴
14:32~ 慢性便秘症に対する刺激性下剤の有効性

【概要】
慢性便秘症の診療では、患者さんへの身体診査に加えて、基礎疾患やその治療歴を確認します。
便秘の主訴をきっかけに大腸疾患が見つかることも多いため、すぐに内視鏡検査をするのではなく、事前にCT検査などで通過障害がないかどうかを確認しましょう。
便秘症には薬剤性のものもあるため、内服薬を確認する必要があります。
慢性便秘症の治療では、生活習慣の改善と食事療法をしたうえで、最初にマグネシウム剤や浸透圧下剤の投与を検討します。
刺激性下剤を長期的に投与すると、腸管の拡張につながるため、頓用として使用します。
近年では、他の治療薬の選択肢として、上皮機能変容薬や胆汁酸トランスポーター阻害薬を検討することができます。