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成長ホルモン分泌不全性低身長の早期発見・早期治療


成長ホルモン分泌不全性低身長(GHD)は早期発見・早期治療することで、身長予後の改善、合併症や潜在的な病気の診断に役立ちます。 本コンテンツでは、滋賀医科大学の小児科学講座教授を務める丸尾良浩先生にGHDの診療について解説していただきました。

【目次】
01:27~ 成長ホルモン分泌不全性低身長(GHD)
02:30~ 成長曲線の活用による低身長の早期発見
03:37~ 正常低身長
05:30~ GHD
07:45~ 成長ホルモンの働き
09:28~ GHDをきたす疾患

【概要】
成長ホルモン分泌不全性低身長(GHD)は、早期に発見して治療することで、適切な成長を助けることができます。
低身長の早期発見には成長曲線が役立ちますが、外来に訪れる低身長の9割は体質による低身長で、病的なものではありません。
しかし、成長曲線から下方にずれてきている場合は、GHDの可能性があるため検査が必要です。

成長ホルモンの分泌により、タンパク質や脂質、糖質の代謝等が促されることから、重症のGHDは潜在的な合併症を有するリスクが高く、成人後も治療を継続する必要があります。
またGHDの中には後天性のものもあり、脳腫瘍など他の病気が隠れていることもあり、GHDの早期発見が診断のきっかけにつながります。