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未破裂脳動脈瘤の医療連携Part2~未破裂脳動脈瘤の手術と診療連携~


未破裂の脳動脈瘤は無症状で経過することが多い一方で、破裂が起きれば命に関わるためフォローアップが大切です。
本コンテンツでは、横浜市立大学附属病院の中居康展先生に、未破裂脳動脈瘤の診療と連携についてお話いただきました。
コンテンツ内では手術動画も掲載しております。

【目次】
00:13~ 脳動脈瘤の治療データ
01:41~ 治療結果
01:35~ 脳血管内手術で用いるデバイス
02:36~ 症例1(開頭クリッピング術)
04:13~ 症例2(W‐EB留置術)
05:32~ 症例3(開頭クリッピング術)
10:00~ 診療連携について
13:01~ ELAPSSスコア

【概要】
未破裂脳動脈瘤の治療は25%が直達手術、75%が脳血管内手術が行われます。
直達手術の大部分は開頭クリッピング術が行われ、脳血管内手術ではFD留置術とコイル塞栓術が半々ずつで9割、残りの1割はW‐EB留置術が行われています。

治療結果をみると、直達手術では合併症がほとんどないのに対し、血管内手術ではmass effectの増悪による神経症状の悪化、内頚動脈の閉塞などが少数みられています。

脳動脈瘤は発見早期の方が破裂しやすく、数年経過すれば破裂しにくくなります。
そのため、未破裂脳動脈瘤のフォローには、かかりつけ医との診療連携が重要です。
病変の増大や形状変化の確認、ELAPSSスコアで増大予測からフォローアップ先や頻度を決定できます。