腹腔鏡下広汎子宮全摘術

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東京女子医科大学病院 産婦人科 客員教授 舟本寛先生による「腹腔鏡下広汎子宮全摘術」のプレゼンテーションです。

【目次】
0:11~ 広汎子宮全摘術について
2:44~ 腹腔鏡手術の特性について
4:14~ 腹腔鏡下広汎子宮全摘術について


広汎子宮全摘術は、婦人科領域の中では難易度が高い手術です。
しかしながら、婦人科腫瘍医であればだれもがマスターしたい手術であると舟本先生はおっしゃっています。

広汎子宮全摘術が難しいとされる理由は、主に次の2つが挙げられます。
・骨盤深部の操作が必要
・出血のリスクがある

出血が増えることにより、合併症や発症リスクが上昇します。
そのため、出血をさせないためのポイントとして、次の3つがあります。
・丁寧な手術を行う
・骨盤腔の解剖を理解する
・腹腔鏡などのより良いパワーソースを利用する


一方、腹腔鏡下手術は開腹術より解剖を理解しやすいという特徴があります。
この理由は、次のような腹腔鏡下手術の特徴によるものです。
・拡大視野が得られ、深部到達能に優れていること
・気腹という特殊な環境で手術をすること

つまり、広汎子宮全摘術では腹腔鏡下手術が最も威力を発揮すると舟本先生はおっしゃっています。

舟本先生らが行った21例の広汎子宮全摘術では、次のような特徴があったといいます。
・開腹手術に比べて手術時間が長い
・開腹手術に比べて出血が少ない(輸血例はなし)
・2例で60日以上の自己導尿
・1例で尿管膣瘻
・1例で腸閉塞
・再発例はなし


今回のプレゼンテーションでは腹腔鏡下広汎子宮全摘について基礎から詳しく解説していただきました。
画像や動画をまじえ、手術の流れについて理解しやすい内容となっております。

日本では2018年に子宮頸がんに対する腹腔鏡下広汎子宮全摘が保険収載されたため、今後は腹腔鏡下広汎子宮全摘が広まっていくことが予想されます。
今回のプレゼンテーションが先生方の明日からの診療の参考になれば幸いです。
ぜひご覧ください。