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慢性腎臓病CKDガイドラインの解説


広島大学大学院医系科学研究科 幹細胞応用医科学共同研究講座 中島 歩 先生によるプレゼンテーションになります。

【目次】
0:38- CKDと動脈硬化
1:15- CKDの定義
1:49- 専門医療機関への紹介
2:42- 腎保護のためにできること 薬物療法
2:57- 高血圧① 目標とする血圧
3:27- 高血圧② 降圧薬の選択
4:35- 高血圧③ 夏季の降圧療法
5:33- 糖尿病① 糖尿病性腎症と糖尿病性腎臓病
6:40- 糖尿病② 目標とするHbA1c
7:25- 脂質異常症
8:29- その他① 高尿酸血症
9:12- その他② 腎性貧血のHb目標値
9:55- その他③ 高リン血症
10:27- その他④ 球状吸着炭・疼痛・骨粗鬆症
11:21- 専門医療機関への紹介

【概要文】
日本の慢性腎臓病患者は1300万人以上といわれています。慢性腎臓病は、動脈硬化の原因になるため心血管疾患の発症率が高くなることがわかっています。慢性腎臓病が進行するほど、心血管疾患の発症率が高くなるので、早期発見と進行抑制のための治療が重要です。
CKDガイドラインでは、CKDの定義から重症度分類、管理目標値、専門医療機関への紹介基準などが示されています。慢性腎臓病では、高血圧や糖尿病、脂質異常症などを合併しやすく、腎機能低下に伴う腎性貧血や高リン血症なども認めます。薬物療法や食事療法によって管理目標値を達成できれば、慢性腎臓病の進行抑制効果を期待できます。慢性腎臓病の進行抑制と合併症予防のため、ガイドラインで示されている管理目標値や治療目的をよく理解し、腎臓専門医と連携して患者をフォローアップすることが大切です。