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'Long COVID漢方外来' コロナ感染後遺症患者のための漢方診療


【目次】
00:19~ コロナ感染後遺症外来概要
01:17~ 患者内訳
02:01~ 一般的なコロナ後遺症の症状
02:18~ Long COVID外来受診者の症状概要
02:49~ 基本的な治療方針
03:39~ 漢方治療の治療期間、適する/不適な患者像
04:56~ 近隣施設の医師へのメッセージ
05:41~ 代表的な補剤とその使い分け
07:18~ 順天堂医院Long COVID漢方外来の特徴
07:43~ 新型コロナウイルスワクチンの副反応の報告研究
08:05~ スタッフ紹介

【概要】
順天堂大学では、2021年10月にコロナ感染後遺症患者のための漢方相談外来を開設しました。
開設1か月の患者内訳は患者数38名、平均年齢40歳、男女比9:29、コロナ感染後後遺症14名、ワクチン接種後が24名でした。症状は多彩であり、倦怠感や集中力低下、気分の落ち込みの訴えを多く認めました。外来では一般的な採血や画像検査に加え、患者の訴えをよく聞くことに時間をかけ、病状に応じ漢方・西洋治療が行われています。
新型コロナ感染症は軽症でも後遺症が見られることがあり、医療者がLong COVIDを認めて支援することが大切です。
Long COVID外来で訴えが多い倦怠感に対し、補剤を用いる事が多く、十全大補湯や補中益気湯を基本とし、病状により黄耆建中湯、帰脾湯、人参養栄湯等が用いられます。
同院ではコロナウイルス関連の研究報告も積極的に実施しており、医療従事者に対するコロナウイルスワクチン接種後の副反応について本邦で初めて報告しています。
【キーワード】
新型コロナウイルス感染後遺症,ワクチン後遺症,漢方,補剤,患者に寄り添った医療,四診,漢方エキス製剤,順天堂大学,原田 佳尚,齋田 瑞恵