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精神疾患合併妊娠の留意点 -Part2-


東京医科歯科大学病院 産婦人科 教授 宮坂 尚幸先生によるプレゼンテーションPart2になります。

【目次】
0:21- 向精神薬が胎児へ及ぼす影響
2:12- 新生児薬物離脱症候群を来す薬剤
2:52- 新生児薬物離脱症候群のチェックリスト
3:47- 抗精神病薬と授乳
5:23- 相対的乳児投与量
6:23- 授乳中の使用に際して慎重に検討すべき精神科領域の薬剤
7:30- 精神疾患合併妊娠の育児リスク

【概要】
向精神薬が胎児へ及ぼす影響として、形態的な先天異常の増加リスクがあり、妊娠後期の使用では薬物移行症状や薬物離脱症状のリスクがあります。
新生児薬物離脱症候群の原因として、鎮静・催眠剤、抗てんかん薬、抗不安薬、抗精神病薬、抗うつ薬等の薬剤が含まれています。
新生児薬物離脱症候群の場合、興奮振戦・けいれん・無呼吸などの中枢神経症状、下痢嘔吐など消化器症状、自律神経症状等を含む症状のチェックリストを用いて早期発見のための評価を行う必要があります。
薬物療法中の授乳については、従来多くの薬剤が授乳を控えることが望ましいと記載されていました。しかし2017年の記載要領改訂後は、授乳を避ける・授乳しないことが望ましい・有益性を考慮して判断、を基本として記載されるようになりました。
母体投与薬剤と授乳についての客観的指標として、相対的乳児投与量(RID)という指標を用い、RID<10%を下回る場合には児への影響は少ないと評価します。
また、精神疾患患者では育児能力に低下、生活環境が整っていない、社会的困難、経済的困難を有する、社会資源を活用する知識がない患者が多い事が多く、育児困難をきたす要因となる事が多くみられます。