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小児の新型コロナウイルス感染症ワクチン接種の必要性


長崎大学医学部小児科学講座 教授 森内 浩幸 先生に「小児の新型コロナウイルス感染症ワクチン接種の必要性」についてお伺いしました。
※2021年12月末撮影

【目次】
00:05~ 長崎県の小児の罹患状況
00:17~ 重症化に対する治療(従来の感染症との比較)
00:58~ 小児におけるワクチン接種の必要性
01:37〜 小児へのワクチン接種の安全性
03:18~ ワクチン接種後の生活
04:11~ ワクチン接種有用性の日米における違い

【概要】
RSウイルスなどの季節性感染症と比較すると、新型コロナウイルスの重症化例は非常に少なく、治療では一般的な呼吸器感染症で行われるような治療管理を行います。
現在、新型コロナウイルスのワクチンは12歳以上が対象ですが、近日5歳以上から接種可能になることが報じられています。「基礎疾患があり重症化リスクの高い小児にはぜひ接種してほしい」と森内先生はおっしゃいます。ただし、副反応のリスクや日米間の感染状況の比較検討を通じて、「メリットとデメリットをしっかりと理解し、主治医とよく相談した上で、体制を整えて接種してほしい」とも説明されています。
ワクチン接種後は普通の生活に戻れる、という訳ではありません。心身両方への影響を考慮して、その中でワクチンが小児の健康にどれほど寄与することができるのか、冷静に考えた上で、強く推奨するのか、それとも「希望者は接種をどうぞ」というスタンスにするのかは、議論が必要な点です。