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HPVワクチンの積極的接種 勧奨再開に伴う現況について Part2


【目次】
00:11 定期接種に用いられるHPVワクチンについて
01:21 YOKOHAMA HPV PROJECTの紹介
01:40 HPVワクチン接種の効果
04:05 HPVワクチンによる副反応
04:49 HPVワクチン接種後に生じた症状に対する診療の手引き
05:41 接種ストレス関連反応
07:16 HPVワクチンのキャッチアップ接種対象者について
08:42 世界におけるHPVワクチンの接種率
09:32 まとめ

【概要】
日本では2価と4価の2種類のHPVワクチンを用いて、3回の定期接種が行われています。
一方、WHOは9~14歳の若年層は2回接種を推奨、またアメリカやオーストラリアではより効果的な9価のHPVワクチンを用いた定期接種が行われています。
こういった面から、日本はHPVワクチンについて世界から遅れをとっていると宮城先生はお考えです。
HPVワクチンについては、過去には接種すると「運動障害」や「慢性疼痛」といった副反応がでると話題になっていました。

しかし研究の結果、こういった症状とHPVワクチンの明らかな関連性は認められませんでした。
ワクチン接種を受けるストレスにより、さまざまな反応が起こる「接種ストレス関連反応(ISRR)」という概念がWHOにより提唱されています。
ISRRを防ぐために接種者による丁寧な説明や信頼構築、また症状がこじれないように早期に対策をするのが重要であると宮城先生はおっしゃっています。
本コンテンツでは横浜市立大学の宮城 悦子先生に、HPVワクチンの世界情勢や副反応疑いに対する見解と対処法についてお話しいただきました。

【キーワード】
横浜市立大学,産婦人科学教室,宮城 悦子,CIN2+,CIN3+,浸潤子宮頸がん,運動障害,慢性疼痛,日本医師会,日本医学会,AMED,YOKOHAMA HPV PROJECT,血管迷走神経反射,急性ストレス反応,解離性神経症状的反応