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夏本番 最新の熱中症診療と治療方針 Part1


帝京大学医学部附属病院 救命救急センター センター長・教授 三宅 康史 先生によるプレゼンテーションPart1になります。

【目次】
00:58 総務省消防庁による救急車搬送人員の年別推移 (平成27年〜令和3年)
01:43 総務省消防庁による救急車搬送数の重症度と年齢区分 (平成29年〜令和3年)
02:41 年代層別の熱中症と診断された受診者数(2010〜2018年)
03:59 各年の重症度別割合推移 (2012〜2018年)
04:24 熱中症の受診者数と死亡者数とその割合〜全年齢層と70歳未満vs70歳以上~ (2012年〜2018年)
05:25 熱中症死亡数(男女別)の年次推移 (1968〜2019年) 京都女子大 中井 誠一名誉教授
06:45 地域別重症の全体に占める割合 (2012〜2018)
07:56 10日毎の受診者数の8年分集計
08:40 日本救急医学会HEAT発生状況と性別
09:11 発生状況と年齢層
10:12 熱中症入院例の発生状況発生場所 (平成30年日本救急医学会)

【概要文】
熱中症の診断と治療について、
1:熱中症の現状
2:応急処置で知る熱中症の重症度
3:2つの熱中症
4:熱中症の予防HEAT
5:熱中症の治療FIRE

の5項目に分けて、救急車搬送数や年齢区分、熱中症と診断された年齢別のレセプト件数などのデータを用いながら解説をしていただいています。

Part1では1:熱中症の現状について解説していただいています。
6月から9月は熱中症による救急搬送や外来受診者数が増加傾向にあり、夏の災害と呼ばれています。
地域による重症者割合について、東海・近畿地方と比較し北海道や東北地方が多いのは、暑さに元々弱く、暑熱順化慣れしていないためではないかといったことや、
重傷者数が7月下旬にピークとなり8月中旬に一度減る傾向にあるのは、お盆が影響しているのでは、という日本の環境風土の影響から、興味深い考察を交え解説してくださっています。