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がん終末期療養における病診連携(療養場所に関する意思決定について)


大阪赤十字病院 緩和ケア科 端 裕之 先生によるモーニングセミナーになります。

【目次】
00:22〜 がん療養における一般的な症状と経過
01:07〜 End of Life Discussion(EOLD)とは
04:37〜 療養場所の意思決定プロセスにおける家族の心理状況
06:23〜 EOLDの質を高める取り組み
09;10〜 まとめ

【概要文】
がん治療では、治療により治癒や縮小するケースもありますが、約半数は腫瘍の増大や治療の中止によって終末期へと移行します。
一般的な病気の治療では、治癒や延命を目的とするため、ガイドラインに沿った治療を行いますが、がんの終末期など、治癒が困難なケースでは医療を受ける目的が人それぞれ多様性のあるものへと変化していきますので、患者様や家族の意思決定に基づいて医療行為を行います。
そのため、終末期のがん患者様に対してはEOLD(End of Life Discussion)を行い、どのような医療を提供していくか話し合い、情報を共有するプロセスが欠かせません。
しかしながら、療養場所や治療方針の意思決定のプロセスは病気の背景や治療による副作用を鑑みても複雑であり、負担を感じたり不快感を示す患者様もいるかもしれません。
より質の高いEOLDを実行するには病状や療養に関して十分な認識や理解を得て、行うタイミングなどをしっかりと見定める取り組みが必要です。
今回は大阪赤十字病院で行っている取り組みについて、同院 緩和ケア科 端 裕之先生にお話ししていただきました。