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難治性過活動膀胱・神経因性膀胱に対するボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法


東京慈恵会医科大学 葛飾医療センター泌尿器科 田代 康次郎先生による「ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法(ボトックス治療)」に関するプレゼンテーションです。

【目次】
00:28〜 排尿障害
00:48〜 過活動膀胱(OAB)
01:11〜 過活動膀胱の有病率
01:38〜 過活動膀胱の原因
02:03〜 過活動膀胱の診断と治療
03:25〜 抗コリン薬とβ3作動薬の副作用
04:32〜 ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法の保険適応
05:32〜 保険適応外になる症例
06:04〜 ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法の手順
08:10〜 同施設における症例紹介
08:31〜 同施設における治療結果
11:31〜 症例における副作用
11:57〜 患者満足度の調査結果
12:54〜 治療の費用

【概要文】
排尿障害の一つに過活動膀胱があります。
日本人の8人に1人がこの症状を有しています。
先生は原因について多くの場合不明ですが、神経因性と非神経因性にわけることができると考えておられます。
症状は頻尿、尿意切迫感、尿失禁で、診断は頻尿の頻度を質問するOABSS(過活動膀胱症状質問表)を使います。
治療はβ3作動薬と抗コリン薬の内服薬です。
しかしこの治療は副作用によって中止になるケースがあります。
そこで2020年に保険適応となったボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法について解説していただきました。
特徴的なことは、膀胱鏡で膀胱粘膜にボトックス製剤を直接注入し、アセチルコリンの放出を阻害し膀胱の収縮を阻害することです。
ただし、この適応には条件が付いています。
ここでは東京慈恵医科大学 葛飾医療センター 泌尿器科で治療を受けた3例について紹介しています。
最後に、治療の効果について言及して頂いております。