横浜市立大学附属病院 消化器・一般外科 風間 慶祐 先生によるプレゼンテーションです。
【目次】
00:28~ 大腸癌診療
01:14~ 本日の内容
01:32~ 大腸癌手術のおけるアプローチ
02:39~ 教室関連施設 ロボット支援下手術の普及
03:10~ ロボット支援下術
03:50~ ロボット支援下術 局在と適応
04:19~ ロボット支援下術 直腸定位前方切除
08:01~ ロボット支援下術 安全性
10:29~ ロボット支援下術 根治性
12:04~ ロボット支援下術 機能温存
13:03~ ロボット支援下術 結腸右半切除術
16:19~ 当科の診療体制
【概要】
大腸癌は、壁進達度・リンパ節転移・遠隔臓器への転移の有無によって、ステージ分類を行い、治療方針を決定します。
ステージⅠ~Ⅲの手術や早期癌の内視鏡切除後の追加切除時、根治切除を目指したステージⅣの原発巣切除も手術適応であり、ほぼすべてのステージにおいて外科的原発巣切除を要します。つまり、大腸癌治療においては、外科手術が必要不可欠となります。
そこで、大腸癌のロボット支援下手術における低侵襲性について、安全性、根治性、機能温存の三側面を中心に解説いただきました。
また、2018年よりロボット支援下における直腸癌手術が、2022年4月より結腸癌が保険収載されました。
ロボット支援下手術は、広くクリアな3D視野、狙った部分にアクセスできる多関節アーム、モーションスケールによるブレの防止など様々なメリットをもたらしました。そのロボット支援下手術のメリットを、直腸癌・結腸癌手術の実際の映像を用いて解説いただきました。