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時々出会う粘膜下腫瘍の治療方針について


湘南鎌倉総合病院 腫瘍内科 部長 澤木 明 先生によるプレゼンテーションです。

【目次】
00:46~ 粘膜下腫瘍と粘膜下病変について
02:36~ 消化管粘膜下腫瘍の治療原則
04:05~ 悪性所見について
05:55~ 超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)について
06:36~ 粘膜下腫瘍は大きさで方針決定

【概要】
内視鏡検査で粘膜下腫瘍と疑われる病変を発見することがありますが、粘膜下病変との鑑別が難しい特徴があります。
愛知県がんセンター病院の報告によれば、上部内視鏡検査で粘膜下病変が発見されるのは全体の3.5%で、そのうち粘膜下腫瘍が占めるのは1割以下です。
消化管内の粘膜下腫瘍では、大きさや悪性所見の有無によって治療が異なります。
粘膜下腫瘍の病変が2cm未満でも悪性所見がある場合は手術を検討し、5㎝以上であれば手術が適応となり、病変が2~5㎝未満である場合は、精密検査をした上で治療の対応を決めます。
日常の診療で粘膜下腫瘍を発見したときは、大きさで今後の方針を判断頂きたいと先生はおっしゃっています。