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新型コロナウイルス感染症への対応指針 Part2


成田赤十字病院 新生児科部長 戸石 悟司 先生によるプレゼンテーションPart2です。

【目次】
00:12~ 母子感染について
02:14~ 基本方針は?(千葉県の場合)
04:03~ 千葉県の事例(一例)
06:01~ 周産期の問題点
10:22~ 分娩モードの年次変化(コロナ禍において)
12:42~ 母体分娩モード(コロナ適応の帝王切開について)
13:03~ 分娩時の母子接触について
13:49~ コロナ禍の母乳育児について
16:06~ 面会制限について(千葉県の場合)
17:15~ 周産期における特殊な問題点(まとめ)

【概要】
新型コロナウイルス感染症で、母子感染が疑われた例は稀です。週数にもよりますが、コロナ陽性妊婦は、周産期合併症がない限り通常の成人として扱うとされています。
コロナ禍の周産期の問題点は「母児同室・母乳育児の難しさ」「育児支援の不足」「愛着形成の問題」などが挙げられます。通常ならば行える家族との面会や立ち合い分娩ができず、家族として育児を行っていく最初の基盤づくりが難しくなってしまうことは非常に問題です。
また、母親学級なども難しく、育児支援は不足してしまいます。母体陽性であれば母児同室・母乳育児は実施が困難です。コンテンツ内では、コロナ適応の帝王切開の実施数や、コロナ陽性妊婦の母乳育児のデータ、面会制限実施の施設の内訳など、様々なデータを挙げてコロナ禍の出産について検討しています。