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川崎病の疾患概要と治療方針 Part1


川崎医科大学 小児科学 准教授 栄徳 隆裕 先生によるプレゼンテーションPart1です。

【目次】
00:22~ 川崎病とは
01:22~ 罹患者の内訳
02:58~ 診断基準
03:18~ 川崎病の主要症状
07:25~ 川崎病との鑑別疾患
09:26~ 川崎病の自然歴
11:01~ 川崎病の疫学
11:40~ 免疫グロブリンの使用状況とその効果

【概要】
川崎病は、遺伝素因などを持つ人が何らかの感染症に罹った時に、免疫細胞が血管にダメージを与えることで生じる病態と考えられています。
1歳が好発年齢で、患者は0〜4歳がほとんどです。川崎病の主要症状として、発熱(ほぼ100%)、眼脂の無い両側眼球結膜充血、口唇・口腔所見(イチゴ舌等)、不定形発疹(BCG接種部位の発赤)、手足の変化、非化膿性頚部リンパ節腫脹の6つが挙げられます。
これらの症状は全て、中小血管炎がベースとなっているため「赤い」ことが特徴です。川崎病の治療をしなかった場合、発熱や関節痛などは自然に治癒しますが、急性期を脱した後に心血管病変が認められることがあります。コンテンツ内では、川崎病の疫学や治療選択の1つである免疫グロブリンについて先生に詳しく解説いただきました。