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川崎病の疾患概要と治療方針 Part2


川崎医科大学 小児科学 准教授 栄徳 隆裕 先生によるプレゼンテーションPart2です。

【目次】
00:12~ 急性期の治療
00:47~ 不応予測スコアについて
01:28~ ハイリスク群へのステロイド併用治療について
02:47~ ハイリスク群へのシクロスポリンA併用治療について
03:48~ 不応予測スコアから導かれる治療アルゴリズム
05:02~ 急性期治療の注意点
06:51~ 不全型川崎病について
10:33~ フォローアップについて
11:37~ 冠動脈瘤が形成された川崎病の症例
13:12~ 小児多系統炎症性症候群

【概要】
川崎病の急性期治療ではまず「IVIG不応予測スコア」を計算します。最近は、治療初期からステロイド併用療法を行うのが主流です。後遺症がなかった場合は低容量アスピリンを数ヶ月服用、日本では5年間のフォローアップが推奨されています。
小児多系統炎症性症候群(Mis-C; multisystem inflammatory syndrome in children)とは、Covid-19感染2-6週間後に、トキソイドショックや川崎病を疑わせる多臓器への炎症を引き起こす病態を指しますが、いくつかの点で川崎病との違いが挙げられます。
コンテンツ内では、急性期治療で注意するべき点や不全型川崎病の概要、時間がたってから起こりうる心血管イベントの予防、Mis-Cの詳細などについて先生に解説していただきました。