この動画を視聴するにはログインが必要です。

胃食道逆流症の最新診療 Part1


国際医療福祉大学 医学部 消化器内科学 教授 正岡 建洋 先生によるプレゼンテーションPart1です。

【目次】
00:25~ 胃食道逆流のメカニズムと要因
02:41~ GERDの分類
05:25〜 逆流性食道炎の程度と症状は連動しない
06:15~ GerdQ問診票
07:20〜 酸逆流が関与するバレット食道、バレット腺癌
08:10~ 酸分泌抑制薬
10:05~ 軽症・重症逆流性食道炎の治療と管理

【概要】
胃食道逆流症(GERD)は、胃食道の逆流による食道粘膜傷害や症状のみを引き起こす疾患です。
胃の内容物が食道内に逆流することで起こりますが、要因として下部食道括約筋部の弛緩や腹圧の上昇があり、加齢による食道クリアランスの低下や、ピロリ菌感染率の低下による酸分泌の増加、肥満が背景にあります。
GERDのうち逆流性食道炎は4割を占め、残りはびらんを認めず症状のみ(NERD)です。特に、逆流性食道炎は症状と重症度は必ずしも一致しません。
治療では強めの酸分泌抑制薬が用いられますが、2015年にはボノプラザンが保険適用になりました。
酸分泌抑制薬は安全性が高いですが、長期投与の際は注意深く観察しましょう。