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弁膜症の包括的医療~診断・治療・病診連携~ Part2


国際医療福祉大学三田病院 循環器内科 循環器診断部長 大門 雅夫 先生によるプレゼンテーションになります。

【目次】
00:11~ 超高齢化で増加し続ける硬化性大動脈弁狭窄症(AS)
00:50~ 治療選択肢の広がりによって侵襲的治療の恩恵を受けられる患者は増えている
01:37~ ASの重症度評価
03:05~ 日循GL2020 重症ASの治療指針
03:58~ 外科的弁置換術(SAVR) or 経カテーテル人工留置弁術(TAVI)
04:15~ SAVR or TAVI? 日循ガイドライン2020
07:14~ Low EF AR の人工弁置換術後の心機能回復
07:46~ ARに対するAVR手術後の予想10年生存率 ₋術前EFによる生存率の変化₋
08:25~ 大動脈弁の性状によっては、自己弁温存手術も可能
09:00~ 機能的三尖弁逆流TRの主な2つのメカニズム
09:38~ 症例:80歳 女性 重症TR→右心不全
10:07~ TRは薬物治療が長引くと手術リスク
10:49~ 右心不全を繰り返す場合や進行性の右心機能低下がある場合には、手術適応

【概要文】
近年、超高齢化社会であることから加齢に伴う大動脈弁狭窄症の増加があります。
手術症例の90%が硬化性大動脈弁狭窄症といわれています。
外科的弁置換術(SAVR)と経カテーテル人工留置弁術(TAVI)では、後者の実施症例が増加しています。
高齢で合併症を持つ患者の治療では、重症度の評価が重要になります。
特に、石灰化が強い症例は専門医への紹介をお勧めされています。
治療方針については、患者本人の希望やMEや看護師などの多職種を含んだ、弁膜症チームにより、慎重に判断されています。
高齢者で右心不全を繰り返す場合には、積極的に手術を検討すること、精査と循環器科への紹介を推奨されています。