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弁膜症の包括的医療~診断・治療・病診連携~ Part3


国際医療福祉大学三田病院 循環器内科 循環器診断部長 大門 雅夫 先生によるプレゼンテーションになります。

【目次】
00:11~ 弁膜症治療における心エコー検査の有効性とポイント
00:19~ 弁膜症の手術適応はほぼ心エコーで決まる
00:50~ 日循GL2020 僧帽弁閉鎖不全症(MR)の重症度評価
01:09~ 重要な指標 ERO(有効逆流弁口面積)とは
02:02~ PISA法とは
02:32~ 弁膜症の心エコー図評価は米国心エコー学会ASEガイドラインが基準
02:55~ 近年の治療トピックス 心房細動の推定患者数と有病率の将来予測
03:00~ トピックスから 心房細動の推定患者数と有病率の将来予測
03:35~ 心房性機能性MRの機序
04:14~ 症例:67歳 男性 心房性機能性MRにて心不全発症
04:32~ 心房性機能性MRは中等以上でも予後不良 一次性MRとは何が違うのか?
05:05~ 日循GL2020 心房性機能性MRの治療指針
05:32~ 心房性機能性MRと心房拡大
06:09~ 心房性機能性MRに対するカテーテル治療の成績
06:30~ AFによる機能性TR憎悪の病態
07:06~ 三尖弁単独手術の院内死亡率の移り変わり
07:46~ 世界で臨床使用されている or 開発中の経カテーテルTR治療のデバイス
08:16~ 弁膜症の病診連携:急性期病院への紹介のタイミングとフォロー
08:22~ これからの弁膜症診療は病診連携がカギ
08:39~ 時代とともに変わりつつある弁膜症の病像
09:06~ 一般的な弁膜症の検査・治療の流れ
10:10~ 無症状で手術適応がない弁膜症患者のフォローアップ心エコーの頻度の目安
10:58~ 全ての患者さんが適切な治療を受けているわけではない
12:10~ まとめ

【概要文】
弁膜症の手術適応については、心エコーによる検査が必須です。
心エコー検査で、正確な重症度と正確な心機能を評価することが重要です。
その上で、中等症以上の症例については、専門医の評価を受けることを推奨されています。
近年のトピックスとして、心房細動の有病率が増えていますが、その結果、心房性機能性MRも増加していることを紹介されています。
心房性機能性MRは予後が悪い事が知られています。
さらには弁膜症の治療後も、心機能の低下などを抱える患者が増加しているため、より包括的なアプローチと術後の管理が必要とされています。
中等度以上の弁膜症については、専門医への紹介を推奨されています。