順天堂大学大学院 医学研究科 循環器内科学 准教授 葛西 隆敏先生によるプレゼンテーションPart3です。
【目次】
00:11~ CPAP治療
01:51~ CPAPで治療するとどうなるか
02:27~ OSAへのCPAPで血圧は下がるのか
02:45~ 心血管アウトカム試験におけるCPAP使用時間の問題
03:35~ CPAP機器からのダウンロードデータ
04:06~ CPAP以外の治療
05:27~ 口腔内装置(OA)マウスピース
06:20~ 症例:男性 180㎝ 73kg
06:46~ マウスピース(ソムノデント)とCPAPの比較
07:31~ 上気道電気刺激療法 舌下神経刺激療法(HNS)
08:35~ 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン
09:05~ 診断と治療に関するフローチャート
09:33~ まとめ
【概要】
本動画では、睡眠時無呼吸症候群の治療の実際と課題について紹介されています。
主な治療としては、CPAP治療があります。継続して治療を行うことで、血圧の低下などの効果も期待できます。
しかし機器装着に伴う不快感から、継続的に装着できないケースが多いのも現状です。
軽症から中等の場合にはマウスピース治療も有用ですが、CPAP治療ほどの効果が得られない場合もあります。
新しい治療方法として、上気道電気刺激療法-舌下神経刺激療法(HNS)も認可され、治療実績があります。
2023年に改定された、循環器領域における睡眠呼吸障害の診断-治療に関するガイドラインの最新版にもHNSについての記載があり、今後増えていく治療と考えられます。