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進行肺がんに対する分子標的治療薬の選択と切り替え


岡山大学病院 呼吸器・アレルギー内科 二宮 貴一朗先生による「進行肺がんに対する分子標的治療薬の選択と切り替え」のプレゼンテーションです。

【目次】
0:22~現在の肺がん治療の進め方について
0:58~EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)のゲフィチニブについて
2:30~ALK転座陽性肺がんの経過について
2:58~遺伝子変異陽性例に対する細胞障害性抗がん剤について
3:42~今後のEGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)について

【概要文】
肺癌診療ガイドライン2017年版では、進行非小細胞がんと診断された後、サブグループを決定してから治療を進めていくよう推奨されています。

EGFR-TKIは、化学療法に比べ、高い治療効果を示す一方、ほぼ間違いなく再燃するというデメリットもあります。そのため、EGFR-TKIから抗がん剤への切り替えが必要ですし、そのタイミングも重要となります。同様に、ALK転座陽性肺がんも、抗がん剤への切り替えが必要です。
肺癌診療ガイドライン2017年版でも、遺伝子変異陽性例の患者に対し、細胞障害性抗がん剤の使用が推奨されています。

近年、第2世代、第3世代のEGFR-TKIやゲフィチニブと化学療法を併用した治療法が登場しています。これらの治療法は、第1世代EGFR-TKI単剤投与より良好な結果が報告されているため、今後、第1世代EGFR-TKIの単剤投与は、原則推奨されなくなる可能性があります。

今回のプレゼンテーションでは、EGFR-TKIの活用法について詳しく教えていただきました。ぜひご覧ください。