健康長寿を目指すときに大切な視点となるのがウェルビーイングです。
本コンテンツでは、東京大学 高齢社会総合研究機構(IOG)機構長を務める飯島先生に、地域ヘルスケアに基づいたフレイル予防ついて解説していただきました。
【目次】
00:12~ 体型別の下肢の筋肉量の比較
03:40~ 高齢者のサルコペニアと関連疾患・症候
05:13~ サルコペニアの診断アルゴリズム
08:17~ メタボ予防からフレイル予防へ
09:43~ 高齢者の健康問題に対するアプローチ
10:32~ フレイルの判定方法
12:22~ 国の政策と住民主体のフレイル予防
【概要】
フレイル予防の観点からみると、BMIだけでは筋肉量について判断できません。
フレイルに関しては、小太りの人はリスクが低く、普通体型の人の方がリスクが高いことがよくあります。
また、フレイルの要因であるサルコペニアには、さまざまな病態が関連しています。
サルコペニアの診断には、ふくらはぎの周囲長や握力、身体機能に基づいたアルゴリズムがあるので、地域の集まりで評価するのもおすすめです。
年代に合わせてメタボ予防からフレイル予防へ変えていくようにしましょう。
特に、高齢者の健康問題は、さまざまな要素が絡んでいるので、包括的なアプローチが必要です。
国の政策に加えて、住民主体のフレイル予防活動を把握する必要があります。