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大腸憩室出血の治療方針part2~憩室出血に対する下部内視鏡(検査と止血術)~


近年増加傾向にある大腸憩室出血。診療時に患者さんに質問される先生も多いのではないでしょうか。

本コンテンツでは、虎の門病院分院消化管センター内科の特任部長を務める菊池大輔先生に、大腸憩室出血の診療について伺いました。
コンテンツ内には内視鏡下の止血術の様子も動画で載せています。

【目次】
00:13~ 下部消化管出血に対する内視鏡検査
05:02~ SRH(Stigmata of Recent Hemorrhage)
06:44~ 大腸憩室出血の止血術
09:04~ 内視鏡治療(クリップ法)
10:54~ 内視鏡治療(クリップ法 vs 結紮術)

【概要】
下部消化管出血の6割は大腸憩室出血と報告されており、内視鏡検査が原因の同定に欠かせません。
早期の検査により、出血源の同定率が高くなり、入院期間の短縮にもつながりますが、再出血率に対する大きな影響はありません。

とくに早期の下部内視鏡検査、患者と医療者の双方に負担が大きいため、Shock indexを用いて判断することが大切です。
出血の原因となる憩室には、活動性の出血のほかにも、露出血管や凝血塊もあり、止血には、内視鏡止血術、血管造影によるIVR、手術が行われます。

クリップ法では、間接法よりも直達法の方が再出血率を抑えられます。
近年では結紮術が広く行われており、とくに上行結腸の憩室出血に対して有効です。