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大腸憩室出血の治療方針Part3~大腸憩室出血の止血率を向上させるポイント~


近年増加傾向にある大腸憩室出血。診療時に患者さんに質問される先生も多いのではないでしょうか。

本コンテンツでは、虎の門病院分院消化管センター内科の特任部長を務める菊池大輔先生に、大腸憩室出血の診療について伺いました。
コンテンツ内には内視鏡下の止血術の様子も動画で載せています。

【目次】
00:12~ 内視鏡下の結索術の様子
01:24~ 止血率向上のための試み
03:06~ 細径内視鏡を用いた止血術の様子
05:56~ 新しいEVLデバイスについて
07:00~ 新しいEVLデバイスを使用している様子
10:55~ 大腸憩室出血のまとめ

【概要】
大腸憩室出血で活動性の出血がみられた際には、内視鏡下で結紮術を行います。
実際の手技では、出血源のある憩室を吸い上げ、バンドで縛ります。

直達法でのクリッピングを行う場合、細径内視鏡を用いることで、憩室の中まで入り込み、出血源を同定しやすくなります。
結紮術が適用の場合、新しいEVLのデバイスを使うことで止血率を向上できます。
このデバイスは、フードの先端よりもやや後方にバンドがあり、吸引力が強い特徴があります。
またバンドの連発ができるため、複数の憩室出血がみられた際にも対応できます。

大腸憩室出血の診療では、痛みのない突然の出血の有無を確認し、Shock indexでリスク評価をしたうえで、内視鏡による止血術をするかどうかを判断しましょう。