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心室不整脈のカテーテルアブレーション


福井大学医学部附属病院 循環器内科 教授 夛田 浩 先生によるプレゼンテーションになります。

【目次】
00:17~ 不整脈の機序
02:21~ カテーテルアブレーションによる不整脈根治の機序
03:24~ アブレーションで根治可能な不整脈疾患
04:48~ 期外収縮・心室頻拍について
07:20~ 心室期外収縮患者に対するアブレーション治療例
09:25~ 器質的心疾患に伴う心室頻拍に対するカテーテルアブレーション
11:10~ 人工呼吸器管理下での臨床治療例

【概要文】
不整脈の発生機序は心筋細胞の一部分が異常に興奮する"異常興奮"と活動電位がなんらかの異常によりくるくると回る"異常回路"があります。
不整脈を発症すると、突然の動悸を訴えたり、めまい、失神、なかには突然死に至るケースもあります。

従来の不整脈治療では、抗不整脈薬による対症療法しかありませんでした。
最近では高周波カテーテルアブレーション焼灼術の登場により、不整脈治療に大きな変化がみられています。

カテーテルアブレーション焼灼術は、高周波電流から生まれる熱を利用して、心筋組織部にやけどを作り、意図的に心筋細胞を壊死させます。
壊死してしまえば細胞の異常興奮を改善できますし、壊死した細胞は電気が流れないので、リエントリー回路の改善が可能です。

カテーテルアブレーション焼灼術の導入により、今日では多くの不整脈疾患の根治可能となってきました。
日本国内でのカテーテルアブレーション件数は年々増加してきており、今後もさらに増えていくと予想されます。

不整脈治療の現状や臨床例が紹介されており、不整脈疾患を診察されている先生方には大変参考になるかと思われます。
ぜひご覧ください。