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小児の新型コロナウイルス治療と予防 Part2


【目次】
00:11~ 日本における小児COVID-19の疫学
00:59~ オミクロン株流行による重症化例の変化
01:22~ オミクロン株流行による症状の変遷
01:56~ 新型コロナウイルス関連小児重症・中等症例発生状況
02:16〜 新型コロナウイルス関連小児重症例の内訳
02:56〜 小児に対するワクチンの効果と副反応
04:08〜 小児ワクチンのベネフィットとリスク
06:00〜 小児の感染状況とワクチンに関する知見
07:09~ 5〜11歳への新型コロナワクチン接種に対する考え方(日本小児科学会)
08:30〜 重症化リスクのある子どもへの配慮

【概要】
日本における小児COVID-19の感染は、オミクロン株流行以降、家庭内から幼稚園・保育園、学校へと感染する場所が変化しています。また、デルタ株と比較すると、重症例は減少しており、弱毒化していますが、嗅覚・味覚障害は減少、代わって咽頭痛が多く見られるようになりました。新型コロナウイルス関連小児重症例の内訳をみると、COVID-19肺炎の他、クループ症例によって酸素投与以上の治療が必要な入院患者が増加していることが分かります。また、3ヶ月未満の乳児では、無呼吸となる症例が報告されています。
小児に対するワクチン接種では、副反応等の訴えは軽い傾向にあり、抗体応答は大人と同等程度と報告されています。また、発症予防効果は高いと報告されていますが、これはオミクロン株登場前のデータであるため、新たな変異株に対する効果は不明です。
動画内では、接種による副反応の報告をまとめたリストが供覧されています。また日本小児科学会は、小児の感染状況とワクチンに関する知見と、「5〜11歳への新型コロナワクチン接種に対する考え方」を公開しています。

【キーワード】小児COVID-19,ワクチン,副反応,心筋炎,小児多系統炎症性症候群,オミクロン,森内 浩幸,長崎大学病院