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慢性湿疹に対する外用療法


大阪赤十字病院 皮膚科 八木 洋輔 先生によるモーニングセミナーになります。

【目次】
00:09~ 本日の内容
00:20~ 外用剤の種類
01:54~ 一般的な外用療法
03:24~ 皮脂乏性湿疹の臨床
03:53~ 皮脂欠乏性湿疹の治療
04:18~ 難治性慢性湿疹
05:42~ アトピー性皮膚炎
06:51~ 患者さんからの質問

【概要文】
皮脂欠乏性湿疹・難治性慢性湿疹・アトピー性皮膚炎といった慢性湿疹における外用治療について、大阪赤十字病院皮膚科の八木 洋輔先生よりお話しいただきました。
皮膚疾患の治療に用いる外用剤は、軟膏・クリーム・ローションと大きく3つに分けることができ、それぞれメリット・デメリットを持ち合わせています。

保湿作用の有無や刺激の大小、伸びやすさなど患者様の皮膚疾患に合わせた選択が重要です。
症状が出ないように外用する“プロアクティブ療法”が主流であることにも触れています。
外用剤の処方においては、FTU(1FTU=0.5g)に準じた治療が基本であり、0.5gで体表面積の2%をカバーする量に該当します。
このFTUを基準に、適切な用法容量を処方する必要があります。

皮膚疾患の特徴を捉え、炎症を落ち着かせたり、保湿を行ったりと外用剤の目的に沿って使い分けるとともに、患者様のバックグラウンドに目を配る必要があります。
また、患者様の治療スパンの希望と、本来治療にかかる期間のギャップを埋めていくことも必要であると八木先生はお話ししています。