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Baked Egg Diet 鶏卵アレルギー児に対する新しい鶏卵導入方法


神奈川県立こども医療センター アレルギー科 部長 犬尾千聡先生によるプレゼンテーションです。

【目次】
00:25~ 食物アレルギーの基本知識(原因食物、対策など)
01:07~ 離乳の手引きと食物アレルギーの予防研究
04:16~ 鶏卵アレルギー児に対する鶏卵導入方法の検討
06:57~ 鶏卵アレルギー児に対する経口負荷試験の比較検討
09:57~ まとめ

【概要】
食物アレルギーの主な原因食物は鶏卵、牛乳、小麦で、食物アレルギー対策の基本は原因食物の除去とされます。
ただし、食物アレルギーは年齢とともに改善することが多い点も知られており、生後早期からの鶏卵摂取により鶏卵アレルギーを予防する研究が海外で報告されています。また、離乳の手引として、加熱卵黄から全卵へ移行する鶏卵導入療法は、1989年以来約30年間変わらず推奨されています。
こうしたことから、本動画で解説する神奈川県立こども医療センターアレルギー科部長の犬尾千聡先生は、食物アレルギーの患児において早期から少量の摂取を開始することで、食物アレルギーの寛解導入が安全かつ効率的に実現できる可能性について検討しました。
鶏卵をアレルギー児に食べさせる上での熱傷のリスクと、それに対するBaked Eggの使用など実臨床への応用が配慮された研究で、寛解率や安全性の詳細が示されており、食物アレルギーの最新知見として興味深い内容です。ぜひご視聴ください。