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膵癌の早期発見への取り組み


大阪赤十字病院 消化器内科 淺田 全範 先生 によるモーニングセミナーになります。

【目次】
00:11〜 膵癌の概要および生存率について
03:58〜 膵癌の診断アルゴリズムの詳細
12:57〜 大阪早期膵癌プロジェクトの概要
16:52〜 まとめ

【概要文】
膵癌の死亡者数は増加の一途をたどっており、他の癌と比べても膵癌の予後は非常に悪いことが分かっています。
膵癌の予後改善には早期の診断が必要不可欠であり、ガイドラインでは診断アルゴリズムが提唱されています。
大阪赤十字病院では、独自に早期膵癌の指標を掲げており、膵癌の速やかな発見と早期治療の取り組みがなされています。
自覚症状に乏しい早期膵癌では、膵酵素の上昇や腫瘍マーカーに特異性が乏しいため、リスクファクターなども考慮して診断を行う必要があるといえるでしょう。
また、同院では膵癌の早期発見を目的とした地域医療連携のプロジェクトを導入し、膵癌の切除率の増加や早期の膵癌発見率の向上がみられました。
これにより、膵癌の早期発見には複数の病院との情報共有や病診連携が極めて重要であると考えられています。
今回は膵癌における診断アルゴリズムや本プロジェクトの概要について、大阪赤十字病院 消化器内科 淺田 全範先生にお話ししていただきました。