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進行肺癌に対する薬物療法の話題 Part5


九州がんセンター 呼吸器腫瘍科 瀬戸 貴司 先生によるプレゼンテーションです。

【目次】
00:13~ ニボルマブ
02:11~ ニボルマブ試験のクロスオーバー率
02:26~ ぺムブロリズマブ試験Sqのクロスオーバー率
02:58~ 扁平上皮癌におけるニボルマブ
03:34~ PD-L1の発現は効果予測因子?
03:54~ ニボルマブPD-L1発現1%以上の分析
04:29~ PD-L1弱陽性
05:28~ PD-L1陽性と非扁平上皮癌の治療
06:05~ PD-L1 1%未満 非扁平上皮-非小細胞肺癌
06:18~ ニボルマブの適正使用推進ガイドライン
06:54~ 免疫チェックポイント阻害剤

【概要文】
この動画では、ニボルマブの治療効果について解説しています。
ニボルマブは扁平上皮癌において、PD-L1の発現割合に関わらず、ドセタキセルよりも高い延命効果を示しました。
非扁平上皮癌においては、特定の遺伝子変異のある人には高い延命効果を示しました。
ニボルマブは非扁平上皮癌において、PD-L1の発現率の高い患者ほど高い治療効果を示すことが示唆されています。
PD-L1弱陽性の中でニボルマブによる効果がみられなかった、急激な悪化を辿った非扁平上皮癌患者については、ドセタキセルとラムチルマブによる治療の方が効果を示していました。
生存期間が同じなら有害事象が少ない治療の方が良い治療とされますが、ニボルマブは非常に高額です。
そのため適正使用ガイドラインにおいて、PD-L1発現が1%未満の非扁平上皮癌では原則ドセタキセル等他の抗悪性腫瘍薬を検討する、と書かれています。